Purple Madder

ライトノベル系小説家志望(ワナビ)の進捗日誌

読了記録

マンガ:
宇宙兄弟(33)
小山宙哉

「ぎゃー!そういやこの2人は宇宙に出てからエピソードがなかった!」と叫んでしまった巻。
実際の宇宙活動ではこんなことは起こらないのだろうけれど、ストーリーでは起こってしまったんだよ!(じたばた
そしてこの「事件」の結果として主人公がこういう立場になるという構成、なるほどと唸らされた。
ところで今回登場したサージェン、好みのキャラです(告白(笑)

宇宙兄弟(33) (モーニング KC)

宇宙兄弟(33) (モーニング KC)

マンガ:
天堂家物語 5巻
斎藤けん

ドS系坊ちゃまと天然純朴鈍感娘のじれったい恋愛とお家騒動もの。
坊ちゃまが鈍感娘を家から追い出すまでは、よくあるテンプレ展開なのだが。
ささいな(?)エピソードで「この作者、容赦ねえな…」と悟らされ、その直後に鈍感娘が危機的状況に陥ってしまい。
抜け道っぽい伏線っぽい情報はあったけど、次巻はどうなることやら…(どきどきびくびく

天堂家物語 5 (花とゆめCOMICS)

天堂家物語 5 (花とゆめCOMICS)

小説:
六つの航跡 上、下
ムア・ラファティ(著) , 茂木健(訳)

クローン作成と人格・記憶移植が可能になった世界でのSFサスペンス。
「移民船の運航を担当する6人が同時にクローン再生されたが、移民船出港後の記憶や記録がすべて消去されており、しかも前代の6人は他殺・自殺・意識不明の重体で発見される」という設定が大勝利だった。
SF設定に対し技術面で首を傾げたくなったりもしたが、まさに「細けえことはいいんだよ!」であった。
「緻密な調査に忠実に基づいた面白さ」と「忠実に基づいてはいない面白さ」の違いや再現の容易さを考えさせられた。

六つの航跡〈下〉 (創元SF文庫)

六つの航跡〈下〉 (創元SF文庫)

小説:
ブギーポップは笑わない
上遠野浩平

「やはり教養として読んでおくべきか」ということで読んだ1冊。
なるほど、中高生のころの自分が読んだら夢中になってただろうなぁ。
ただ、今の自分にとっては、第1話の「何も起こらなさ」がとても気になった。
今の流行り(の一つ)は「冒頭のフックで読者を惹きつける!」なので。
この作品の第1話が当時許されたのは、時代が違ったからなのか、あるいは別の理由なのか、考えている。

ブギーポップは笑わない (電撃文庫)

ブギーポップは笑わない (電撃文庫)