Purple Madder

ライトノベル系小説家志望(ワナビ)の進捗日誌

読了記録

その他本:
日本の昔話
柳田 国男

1930年ととんでもなく昔に出た本が改訂や再出版を繰り返されて電子書籍にまでなったもの。
日本各地から収集された「昔話」がまとめられている。
読んだ動機は「大量の短い話から『物語の類型』が会得できるのではないか」だったのだけど、大量すぎて挫折した(笑)
ついでに「この目的のためなら論文か学術書を探すべきだった」とこの本の解説を読んでから気づいた(笑)
でも翻案ネタを1つ思いつけたので、読んだ成果はあったかな。


小説:
塩の街
有川浩

有川浩氏の電撃大賞受賞作に後日談を加えたもの。
SFミリタリ恋愛ものに擬態した、SFミリタリという特殊シチュエーション設定の恋愛もの。
あくまで主体は恋愛だ、これはー(笑)
受賞作がかなり独特な文体(読点で改行や同じ語句の繰り返しの多用)だったのだけど、後日談はよくある普通の文体、ただしたまに受賞作と同じ文体だったので、受賞作のが有川氏の文体なのかもしれない?
そして自分が一番好みだったのが「倫理観のない博士キャラ」だった辺り、自分はつくづく博士キャラが好きだ(笑)

塩の街 (角川文庫)

塩の街 (角川文庫)

  • 作者:有川 浩
  • 発売日: 2010/01/23
  • メディア: 文庫


マンガ:
わたしの幸せな結婚(1)
顎木あくみ/高坂りと

婚約者候補としての同居から始まる恋愛、いわゆる嫁もの。
異能の家系に生まれたのに異能を持たず、虐待を受けて育ったため非常に自己否定感が強い(しかしおそらくこれから強力な異能が開花する)ヒロインと、眉目秀麗が徒となって女嫌いになったヒーロー。
とりあえず女子が好きそうな要素てんこ盛りである(笑)
ただ個人的な好みとして、設定というか世界描写がもっと欲しかったなー。
例えば異能の具体的な描写とか、体系やルールとか。
なろう小説が原作らしいのだけれど、そちらにはあるのかな?


マンガ:
天堂家物語 7
斎藤 けん

第2部開始にあたってのヒロインとヒーローの関係変化の提示、だったのかな?
それと新キャラ登場と、次巻への導入。
純朴鈍感天然ヒロインとドSひねくれ俺様ヒーローがそれぞれ恋心を自覚したら、まあ話はこじれるよなぁ(笑)
今後のこじれっぷりが大変楽しみ(笑)
あとは新キャラの元新聞記者がけっこう個人的好みの気配がするので、期待したい。

天堂家物語 7 (花とゆめコミックス)

天堂家物語 7 (花とゆめコミックス)

  • 作者:斎藤けん
  • 発売日: 2020/04/03
  • メディア: Kindle版


マンガ:
宇宙兄弟(37)
小山 宙哉

ジョーカーズAチームが宇宙ステーションから帰還する前にトラブル発生で、エディとアンディが大活躍。
こういう、しばらく見せ場のなかったキャラの見せ場がしっかり挟まれるのは見習いたい。
ベティとカルロの小さな、でも重要そうなエピソードも大変気になる(笑)
そしてずっと登場しなかったあの2人が満を持して(?)再登場。
いけー、やれー!(笑)

宇宙兄弟(37) (モーニングコミックス)

宇宙兄弟(37) (モーニングコミックス)

  • 作者:小山宙哉
  • 発売日: 2020/02/21
  • メディア: Kindle版


マンガ:
進撃の巨人(29)~(31)
諫山 創

どうもストーリーが進んでない気がするな?と思って確認してみたら、過去のエピソードあるいは情報が描かれている分量が多くて、実際に巻数の割りにはストーリーが進んでいないみたい。
「描かないといけない」エピソードや情報なのは確かなので、解決するのは難しい問題だなぁと…。
そして相変わらず(第1部の主人公だった)エレンが何を考えているのか分からん状態。
提示される情報は二転三転しているけれども、まだフェイクがある気がするんだ…w


その他本:
IDEA HACKS!
原尻淳一/小山龍介

その他本なのか創作術本なのか微妙なところだったりw
15年くらい前に流行った「ライフハック」関連本。
内容としては、他の本やサイトでよく紹介されている考え方や手法と、著者に特有のそれらといったところ。
ただ、特に著者に特有の考え方のところで、書き方が甘いというか「思いつきのメモ」から「他者へ伝えるための文章」へ変換しきれていないのがひどく気になった。
具体的には用語の具体的な意味・概念を説明しないままキーワードとして多用したり、意味の違う用語を同義語として使ったり。
こういうのを指摘するのは編集者の仕事だと思っていたのだけど、違うのかな…?

IDEA HACKS!

IDEA HACKS!