Purple Madder

ライトノベル系小説家志望(ワナビ)の進捗日誌

読了記録

小説:
誰かこの状況を説明してください! 1~9
徒然花

離れに囲ってる愛人と暮らし続けたい若き公爵が、貧乏伯爵家令嬢のヒロインへお飾りの正妻になるよう求めて契約成立。
清貧生活だったヒロインは使用人たちに混じって働いてキャッキャと楽しく暮らしていたところ、公爵がヒロインのことを気になりだしてしまいとうとう愛人と別れると宣言。
しかし公爵はヒロインから「まったく男性として見てない」と言われ、愛人からも逆に捨てられ、以後はヒロインの心を得るため懸命になる、という話。
つまり「ざまあ系」?(笑)
出だしの公爵の言動があまりにクズなので、いつヒロインが公爵に完全に愛想尽かしてゴミのように捨てるか楽しみに読み続けたのですが、残念ながらそういう展開ではなかったようです!w

小説:
捨てられ男爵令嬢は黒騎士様のお気に入り
水野沙彰

ジャンル的には没落令嬢+婚約破棄ものかな?
「能力欠損に意味がある」ものかもしれない。
両親が亡くなり男爵家と婚約者を叔父一家に奪われたヒロインは屋敷からも追い出され、森で一夜を明かしたところを王太子と騎士に拾われる。
王太子の命令でヒロインを保護することになった騎士は、彼の「記憶や感情を読み取る」能力が全く効かないヒロインに返って安らぎを覚え…という話。
騎士が上司に訊かれて「猫を拾いまして」と嘘をついたのには笑った(笑)
そのせいで他の愛猫家たちに絡まれてしまったのには爆笑した(笑)
けっこう収まりよく終わったように思うのだけど、続巻があるらしい。
どう続けるのか楽しみに読んでみたい。

小説:
沈黙の女神
もり

幼い頃に声が出なくなってしまったヒロインは父王からそれを隠すよう命じられ、“ワガママで高慢な王女”として沈黙の女神と揶揄されるようになる。
さらに父王から隣国の若き王へ嫁ぐよう命じられ、という話。
ヒロインは人とは声を出して話せない代わりに動物と会話ができる特殊能力持ちで、これも隠さなければならない。
そんなわけで若き王とは誤解とすれ違いばかり。
しかしだんだんとこの特殊能力が役立つようになっていくのは「そうそう、そうこなくちゃ!」なのである(笑)
こういう、ストーリーの展開に大きく関わり盛り上げる設定って大事だ…と再認識。

沈黙の女神 (アイリスNEO)

沈黙の女神 (アイリスNEO)

  • 作者:もり
  • 発売日: 2017/02/06
  • メディア: Kindle版

小説:
一目で、恋に落ちました
灯乃

自分の婚約者を自分の友人に寝取られてる現場に遭遇してしまった侯爵令嬢なヒロインと、偶然その場に居合わせた騎士にして豪商の跡取りとの、どうにかして結婚をしようという話。
豪商(の跡取り)とはいえ平民へ侯爵令嬢が嫁するのはいろいろ大変で、という。
男女が逆なら「2人の(身分が高いほうの)愛さえあれば大丈夫!」な展開になることも多いので、それ以外の展開があるのは自分は好みです。
というわけで当の2人は頑張るのですが、それよりも脇役大活躍な印象が強かったり?
何しろ脇役が超ハイスペックな人々ばかりで…(笑)
ところで「ラストレッスン」がめちゃくちゃ気になるんですけど…しかもそれを金庫に仕舞う豪商跡取り…(爆笑)

一目で、恋に落ちました (レジーナブックス)

一目で、恋に落ちました (レジーナブックス)

  • 作者:灯乃
  • 発売日: 2017/12/01
  • メディア: Kindle版

小説:
指輪の選んだ婚約者 1~7
茉雪ゆえ

刺繍に「まじない」を込められる力を持った伯爵令嬢なヒロインと、魔術師にして騎士である侯爵家嫡男との恋物語…だけで済まずに事件に巻き込まれていく話。
ヒロインの力はささやかながら非常に貴重なものであるのがその理由。
なお「指輪が選んだ」というのは、夜会の場でさえ押し寄せてくる縁談話にキレた酔っ払い侯爵家嫡男が「これがぶつかった女性が我が妻だ!」と指輪をぶん投げてヒロインの額にゴッと激突したためです(笑)
ヒロインの刺繍+まじないという設定がシリーズのキモになっていて、なるほどキャラ設定とはこうあるべきと深く腑に落ちました。